【大阪市版】捨て方が分かりづらいゴミの捨て方(蛍光灯・電池・ライター・マニキュア・カセットボンベ・包丁etc)
大掃除をするとゴミや不用品がたくさん出てきますよね。
その中には、普段捨てたことがない・捨て方がよく分からないゴミもあるのではないでしょうか?
この記事では、捨て方が分かりづらいゴミの捨て方を紹介します。
記事の内容が普段の掃除、大掃除の困りごとに役立てば幸いです。
大阪市の一般的なゴミの捨て方
大阪市では、家庭ゴミは主に「普通ゴミ」「容器包装プラゴミ」「資源ゴミ」の3つに分けて捨てることになっています。
おおまかな区分は以下のとおりです。
| 【普通ゴミ】 | 生ゴミ・紙製品・プラスチック製品・その他日用品色々 |
| 【容器包装プラゴミ】 | プラマークが表示されているもの・食品トレーなどのプラスチック・スチロール |
| 【資源ごみ】 | ペットボトル・ビン・缶・古紙・段ボール・金属 |
大阪市では、ゴミ袋は「透明または半透明のもの」を使用すればOKです。
収集日は地域やお住いのマンションごとに違うため、分からない場合は事前に地域集会で聞いたり、管理人に確認しておきましょう。
普段捨てたことのないゴミの捨て方
上記の区分以外のゴミや、分別に迷うゴミがあります。
ここからは、その中でも特にこの時期捨て方に迷いやすい物をピックアップして紹介します。
●蛍光灯
蛍光灯はガラスですが「普通ゴミ」「資源ゴミ」には分類されません。
割れやすくて危ないため、役所・家電量販店・協力店スーパーにある「蛍光灯管回収ボックス」に持ち込む、または電話受付で回収となります。
大阪市周辺ではスーパーの「ライフ」「阪急オアシス」「デイリーカナートイズミヤ」に多く設置されています。
蛍光灯管の捨て方
破損防止のため、紙箱や元のパッケージに入れるか新聞紙等で包んで回収ボックスへ入れます。
電話受付で回収の場合は、上記に加え、蛍光灯管だけをまとめて中身の見えるごみ袋に入れる必要があります。
ゴミ袋には「キケン」とマジックで書いた張り紙を付けておきます。
●乾電池
乾電池は一部を除き「乾電池回収ボックス」へ入れます。
回収ボックスはスーパー・家電量販店・役所・コンビニ等に設置されています。
リチウム電池(リチウムイオン電池)はこの方法では回収できません。
環境事業センターへの電話による回収申し込みの他、最寄りのリサイクル協力店(役所・電器店・スーパー・ホームセンター等)に設置されている「充電式電池リサイクルボックス」へ入れます。
●モバイルバッテリー・ワイヤレスイヤホン
モバイルバッテリーもリチウム電池を使用しているので上記と同じです。
各所に設置されている「充電式電池リサイクルボックス」へ入れます。
ワイヤレスイヤホンなど充電池が本体から取り外せないものも同じです。

●ライターやチャッカマン
使い切ったライターは「普通ゴミ」として出せますが、必ず中身が完全に空か確認してください。
ライターやチャッカマンは他のゴミと分けてまとめ、ゴミ袋に「ガス抜き済」等書いておくと親切です。
燃料が残っているとゴミ回収車で発火することがあるので、しっかり空にしましょう。
壊れてガス抜きできない・液体燃料が残っている時は?
- 通常はレバーを押し続けていればガスが無くなる
- 必ず風通しの良いところで行うこと
- レバーなどが壊れて押せない場合は、濡らした布で包み金槌などで叩き割る。
中の液体は布に染み込ませる - 染み込ませた布は普通ゴミに、ライター本体は自治体の分別に従う
- 引火に注意し火気のある場所では行わないこと
- 液体が手や体についた時はすぐに洗い流すこと
●カセットボンベ
カセットボンベは中身を完全に使い切ります。その後は空き缶として「資源ゴミ」に出します。
ゴミに出す時はガス缶のみを透明な別の袋にまとめ、中身が見えるように分けてください。
注意点として缶に穴は開けないようにしてください。
昔は穴を開けるのが一般的でしたが、現在は使い切った上で穴を開けずにゴミに出すのが安全とされています。
未使用のカセットボンベは回収してもらえる?
自治体では未使用(満タン)のカセットボンベは回収できません。
不用品回収業者に依頼する必要があります。
唯一、イワタニ製品の場合のみ、イワタニの会社に送ることで処分してもらえるそうです。
カセットボンベには保管期限があるので、大掃除のタイミングで確認するのがおすすめです
●マニキュア
マニキュアは中身に引火性が高い成分が含まれるため、そのままだとゴミに出せません。
まずはマニキュア液をティッシュや新聞紙に吸わせて、こちらは普通ゴミに出します。
容器は除光液などで洗って乾かし、蓋は普通ゴミ、ガラス部分は資源ゴミに出します。
中身が固まっている、分離できない等の場合はそのまま普通ゴミに出しましょう。
●住宅用洗剤
粉末や固形の洗剤はそのまま普通ゴミに出すことができます。
液体タイプは中身を新聞紙や布に染み込ませて、漏れないように袋を2重にして普通ゴミに、容器はプラゴミに出せます。中身を流しなどに捨てることはできません。
パイプ洗浄剤など、混ぜると有毒ガスが発生するタイプは塩素系と酸性の物を混ぜないように十分注意してください。
●包丁・ハサミ
包丁やハサミなどの刃物は普通ゴミとして出すことができます。しかし、出す前に処理が必要です。
刃物の捨て方
刃の部分をしっかりと新聞紙や段ボールで包んで、テープで固定します。
包んだ新聞紙や段ボールの表面に、「危険」と大きく書いておきます。
出す際には、他のゴミと分け、中身の見えるゴミ袋に入れて捨てる必要があります。


ゴミの回収・分別業者が怪我をする事故が毎年起きています。
刃物やガラス製品は特に気を使いましょう!
●耐熱ガラス製品
意外と見落としがちなのは耐熱ガラス製品です。
耐熱ガラスは普通のガラスと違ってリサイクルできないため、普通ゴミとして処分します。
割れや欠けがあり危ない場合は新聞紙等に包んで捨てましょう。他の普通ゴミと分けて捨てると親切です。
おわりに
ゴミの分別は子どもの頃から学ぶ知識ですが、時代や住む場所によって処理方法は変わっていきます。
分からないままにしておくと、捨てられずに家にたまったり、ゴミ捨ての際の近隣トラブルになる可能性があります。
何かの機会に調べておくのがおすすめです。
特にADHDさんはゴミの分別で躓きやすいです。
知識として持っておくと、すぐ捨てやすくなりますよ








