【ADHDあるある?】あまり笑えない私のやらかしエピソード
ネットやSNSには毎日ADHDさんのやらかしエピソードが投稿されています。
笑えるものから冷や汗が出そうなことまで、内容は様々。
その方の特性の強さにもよると思いますが、当事者なら「あるある!」と共感できる話も多いですよね。
そこで、今回の記事では私「むの」のADHDやらかしエピソードまとめを紹介します。
正直褒められない内容が多く、お恥ずかしいですが…
- クローズで働ける軽度のADHDでもこんなやらかしをして来ました
- ADHD特性のあるお子様が将来こういうことをするかも?
- ADHDの診断を受けた大人の方の、行動指針の参考
といった事例の参考になれば幸いです。
幼少期(0〜6歳)のやらかし
幼少期の記憶で一番古いものは幼稚園生だった4、5歳頃のものです。
その記憶と、親族から聞いたやらかしエピソードは以下のようなものでした。
- マイペースに動く
- 幼稚園の先生の指示を無視する
- 興味を持った玩具やお菓子を掴み、会計を通さず持ってきてしまう
- お友達と行動(動作)を合わせるのが苦手
- 運動全般、特に跳び箱や組体操などが苦手
- 運動会のマーチング(鼓笛隊)で一人だけ行動が遅れる・合わない
- おしゃべり
- 人見知りはあったが、構ってくれた人にはずっと話し続ける
障害特性か性格か判断しづらい時期
定型発達の子どももこんな感じでしょう?という内容ですが、連絡帳に書かれるくらいには頻発していたため、私は特性の一部が出始めていたのではと思います。
親は「子どもなんてこんなもん」と気にしていなかったそうですが…。
また、当時は4歳程度の子どもながら「やっちゃった!」「間違った!」という恥の感覚はすでに芽生えていました。
やらかした事を注意された時は、恥ずかしくてどこかに隠れたいような気持ちを抱いたのを今でも覚えています。
小学生時代のやらかし

小学生時代は毎日やらかしのオンパレードでした。
ADHDの本領発揮、黒歴史時代のスタートです
当時(平成初期)はまだ発達障害の概念が広まっておらず、「入学時検査」も簡単な知能検査のみだったそうです(親談)。
支援学級もそこまで整っておらず、健常児と障害児が同じクラスで生活していました。
私のクラスにも、恐らく自閉症か知的障害のある子が数人はいました。
学校生活に特に問題のなかった私は、普通学級で6年間を過ごします。
小学生時代のやらかしはこのような感じです。
- 毎日忘れ物・紛失
- 体操着袋やメロディオンといった、授業に使う道具を家や学校に置き忘れる
- プリント類を親に出し忘れる
- 遠足や面談の連絡を親にし忘れて大慌てなことになる
- 捕まえたかたつむりやカエルを道具箱に入れたまま忘れ…💀
- 空気を読めない・話し合いが苦手
- 一方的にまくしたてて自分の意見を押し付ける
- 変なこだわりが強い
- 意地を張って謝らない
- 自分は悪くない!と心から思い込む
- 倫理を欠いた行動を取る
- 危ないものを触ろうとする
- 危ない場所に行ったりする
- 興味本位で誰かの物を盗ってしまう
- 興味のないことに集中できない
- 授業中は空想ばかり
- 手が空くとすぐに落書き遊び
- ぼんやりしていて先生の大事な連絡を聞き逃す
- 学習計画が立てられない
- 宿題をやり忘れることが多い
- 予習、復習が身につかない
- 夏休みの宿題はもちろん最終日に始める
- 忘れたふりをして新学期3日目くらいに提出(姑息)
特に酷かった忘れ物
小学生になると、時間割を見ながら自分で教科書や授業の道具を用意しますよね。
私は必ず抜け漏れが発生し、親に泣きついて届けてもらう毎日でした。
特に、ランドセルに入らず手持ちになる物の忘れが多かったです。
「ADHDは2個以上の荷物を忘れやすい」という特性がバリバリ出ていたのだと思います
これではいかん!と危ぶんだ親が心を鬼にして届けない日もありました。
同年代より未熟な対人能力
対人関係では男子の友人が多く、女子の友人が少なかったです。
おそらく、同年代の女子のように「共感性を持って和を大事にする」ことより、「自分の意見を押し付けて従わせる」ような子どもだったからでしょう。
話し合いも苦手で、自分の意見が通らないとすぐ拗ねていたそうです。
グループ学習や共同作業も苦手。何かの発表会で班決めをする時は、自分から一人班を選択していたりしました。
倫理を欠いた行動に走る
これは今でも「何故そんなことをしたんだ…」と真っ青になるやらかしです。
悪いことをしている感覚がなく、ただ刺激や好奇心を満たすために行動した結果、危険なこと・窃盗などを起こしていました。
「どのくらい熱いんだろう?」→ヤカン・熱湯・火を直接触ってみる
「血が出たらどうなるんだろう?」→包丁で指先を切ってみる
「どのくらいで苦しくなるのかな?」→寝ている家族の顔にクッションを乗せる
「持って帰ったら家族が喜ぶかも」→通学路にある私有地の果物や野菜を窃盗する
「捕まえて自慢したい」→ヘビを捕まえて教室まで持っていく
他にも刺激的な遊びを好み、男子に混じって探検ごっこや度胸試しをするなど、一歩違えれば大怪我をする行動を取りがちでした。
発達障害のある人は犯罪の加害者になる場合も実は多いです。刺激を求める性質が強いと問題を起こしてしまうのだと思います
集中力と計画性のなさ

大好きな教科以外は気もそぞろで、空想や落書きなどをして過ごしていました。
そのため、急に指名されて答えられず怒られたり、宿題の内容など大事な連絡を聞き漏らしてしまうことも多々ありました。
夏休みの宿題はご想像のとおりです…。
やらかしの一部は4年生頃から落ち着いていった
ADHD特性全開の私でしたが、対人関係や行動面は4年生頃から改善していきました。
流石にまずい場面が何度かあり、リアルにげんこつを食らったりと痛い目を見て学習できたのだと思います。
日常的に体罰があったわけではないですが、これは本当にダメ!!という時に「げんこつ」と「お尻ペンペン」がありました。
また、親の注意よりも先生や友達の親など、第三者からのお叱りのほうが効いた気がします
6年生の頃にはかなり落ち着き、忘れ物と集中力の低さ以外は、ほぼ年相応レベルとなりました。
中学生・高校生時代のやらかし
中学〜高校時代のやらかしは似たような話が多いため、まとめてしまおうと思います。
- 相変わらず忘れ物
- 中高も私物を置くロッカーがない学校だったので、物忘れが多かった
- 遅刻
- 早起きしていても準備が間に合わない
- 開き直ってお昼ごろにのんびり登校する時も…
- 居眠り
- 前日にしっかり寝ていても、決まった時刻に強い眠気が来る
- 衝動的な行動+飽きっぽさ
- 興味を持った部活を考えずに掛け持ち
- 当然、イベントや練習などが重なりいくつか辞めることになる
- 自分で始めた習い事なども飽きて辞める
- 長期課題ができない
- 研究課題など、自分で計画して進める学習ができない
- ただし、定期テストなどすでに決まっているスケジュールには取り組めた
- 確認ミスが多い
- テストの裏面の問題を何度も忘れる
- 回答欄を1個ずらしで答えてしまう
- 名前の書き忘れ
- これらを最後に確認するまで気づかない

中高時代は「計画性」「注意力」に関するやらかしが多かったように思います。
小学生の時のようなトラブルがなく通過できたのは、義務教育という枠組みが明確なレールを引いてくれたことが大きいです。
高校も進学校だったので、生徒一人ひとりをサポートする時間が多かったのが幸いしました。
課題締め切りのリマインドなど、先生方のサポートも手厚かったです。
大人のADHDあるある「学生時代はなんとかやれてた」状態ですね。
悲しいかな、それは実力ではなく、周囲のサポートと環境があったからでしかないのです…
大学生時代のやらかし
ADHDにとって最初の関門である「自立」が始まる期間です。
一人暮らしも始めたため、勉強も生活も金銭管理も全て一人でしなければなりません。
さらに、バイトで働く経験をしたのもここから。そしてやはり笑えないやらかしが起こっていきます。

- 遅刻
- 高校よりさらに酷くなり、1限の出席単位がギリギリに
- 計画が立てられない
- シラバスの組み立てが下手
- 締切から逆算した作業計画がうまく立てられない
- 間に合わせるために徹夜をして、なんとか半端なものを提出するの繰り返し
- 卒業課題もギリギリ進行になり、精神的不調になりながらなんとか提出
- 自分のことで精一杯。グループ制作やサークル活動に積極的に参加できない
- 予定通りに動けない
- バイトで時間内に業務が完了出来ずに怒られる
- 段取り下手で作業も遅いため、サボっていると勘違いされる
- 複数の対応が重なるとパニックで固まってしまい、ミスもする
- 歯科や美容院の予約に間に合わずキャンセル料金を取られてしまう
- 確認ミス・うっかりミス
- 完成間際の課題データを全削除
- 大事な書類などをうっかり捨ててしまう
- バイトでお客の注文を間違え、損害を出す
- 就活の書類など、何度確認してもミスが起きる
- 運転免許を取ったが
- マルチタスクが出来ずパニックになり、交差点への合流や駐車で教官を大慌てさせる
- 結局ペーパードライバーとなる
大学時代はお金に関係したり、社会的信用が問われるやらかしが増えました。
当然、強い危機感を抱いた私は、この頃から自己啓発本やビジネス書を読み漁り改善に励むようになります。
まだ自分が発達障害とは思いもしなかった頃です。
「この本の対策(定型発達者向け)が出来れば私も『普通』になれるはず!」と信じて努力していた時期でもあります
新社会人〜ADHD診断までのやらかし
気づかない障害による困難を感じながらもなんとか卒業、就職した社会人時代。
より責任の重い場面でのやらかしや、何をやっても改善できない自分への自己嫌悪によりメンタルを病んでいきます。

- 遅刻
- 上司からの電話で起きる
- 目覚ましを無意識に止めてしまい、起きた時刻が始業時間
- 予定忘れ
- 眼の前の仕事に集中しすぎて会議を忘れる
- 商談相手が来る予定を忘れ、相手を数十分放置してしまう
- 複数タスクが重なると他のタスクを忘れる
- クレカの引き落としを忘れ一時利用制限がかかる
- 計画性のなさ
- トラブルを想定した計画を作れない、全てギリギリ
- 長期の勉強会グループ代表を任されるがまとめられず、会が離散
- 仕事の段取りが下手でスピードが遅い
- 日々の仕事でいっぱいになり私生活の用事が片付けられない
- 確認ミス
- データを間違えチームの仕事を数時間止めてしまう
- バグを発生させ、その対処にチーム全体を巻き込んでしまう
- 確認リストを作って何度も何度も指差し確認をしてもミスが発生する
- 衝動性や依存
- ゲームに負けたイライラでスマホを壊してしまう
- ガチャを引きたくてソシャゲに100万円近く課金してしまう
- 空き時間のSNSが止められない
- ボーナスが入ると気が大きくなり沢山買い物してしまう
- 怠惰
- 会議中や仕事中に居眠り
- お風呂が面倒で外出予定のない時は1、2日入らない事もある
社会人になってからは「マルチタスク」「計画性」「注意力」に関する面で一気にやらかしが増えました。
- 複数タスクを並行して行う
- 他人と歩調を合わせて行動する
- 常に注意力を維持してミスを防ぐ
このように、企業で働く上で必要不可欠な能力がADHDは低いのだと痛感しました。
社会人6年目頃、ついにADHDと診断
この頃は発達障害の概念がだいぶ世に広まり、多くの情報が出ていました。
自分もようやくこの障害に該当するのではないかと思い至り、診断を受けることが出来ました。
そこからは薬を服用し、ADHD専用の書籍を読むことでやらかしは大幅に激減。定型発達の人より少し多いかな?くらいに改善していきました。
おわりに
いかがでしたか?
こうして書き出してみると、大人になってから診断を受けた人間も「急にADHDになったのではなく、特性はかなり早い段階から見られる」のが分かります。
一方で、最初は強く出ていた特性が年齢や経験とともに落ち着いていくことも分かります。
自分でも、「この特性はほとんどなくなった」「この特性は何をしてもずっと残り続けている」という実感があります
現代は早い段階で検査を受け、療育によって適切な支援を受けられる時代です。
私がしてきたような「やらかし」が起きそうだったり、起きた時は専門家に相談して対策しましょう!







