最近SNSやYoutubeでは猫ミームというものをよく見かけます。
猫や動物の動画を加工して音声をつけたもので、謎の中毒性・汎用性があり大人気に。
公式企業から一般の人までネタに乗っかっている状態です。
今回はこのミームの中で有名な種類と、元ネタについて紹介していきます。
猫ミームって何?
ネットに投稿された実写の猫映像を切り抜き、背景と並べて字幕をつけ、劇のようなストーリーに仕上げた動画・画像のこと
現在流行っている猫ミームは、作者の日常や体験談を面白おかしくストーリーにしたものが主流です。
素材になっている猫映像自体はかなり古くからあり、2015年投稿の物も見られました。元はTikTokなどでバズった物がXなどに流れている感じ。
また、先に海外でバズったあと日本のSNSに輸入され、再度流行っているようです。
ちなみにミームという用語もここで紹介しておきます。
辞書にはこのように書かれていますが、ネットミームや実際の会話中のミーム、文化がミーム化したものなど種類が多岐にわたるため、明確な定義付けはないそうです。
有名な猫ミーム
ここでは特に目にしやすい有名なものを、元ネタと合わせて紹介していきます。
Happy Happy Happy Cat(ハッピーハッピーハッピーキャット)
引用: ユニ@VTuber様
「ハッピーハッピーハッピ〜♪」という陽気な曲とともに飛び跳ねる子猫のミーム。
ハッピーな状況を表したり、そこから絶望や悲しみに遭遇するオチが多い。
元ネタ
引用: な様
子猫の動画は一般人(@1Nssu氏)が撮影し、2015年のTwitterに投稿されたもの。その後海外で有名になりミーム化したようです。
ハッピ〜♪の曲は以前からインターネットミームにされていた『My Happy Song』の一節。曲と猫を組み合わせたミームが2023年頃からTikTokで流行りました。
Chipi Chipi Chapa Chapa (チピチピチャパチャパ)
引用: 蒼井ろんど様
「チピチピチャパチャパ♪」という曲とともに首を振って横ノリする猫のミーム。
ルンルンと弾むような気持ちや、ノリノリな状態に使われている。
元ネタ
猫の元画像は残念ながら見つからず、TikTokでの再投稿と素材だけが出回っています。
音楽の元はChristell(クリステル)さんというチリ人女性の楽曲『Dubidubidu』の一節。
彼女が幼い時にTVの歌番組で歌った音源が猫の動画と合わさり、ミームとなって広まりました。
Huh?cat(ハァ?キャット)+ヤギ
引用: ユニ@VTuber様
舌をベロベロ出しながら早口で喋るヤギと、それに対して「ハァ?」と聞き返す猫のセットミーム。
早口過ぎて聞き取れない、理解できないという場面で使われている。
元ネタ
猫はBenChockyCat氏がTikTokに投稿した飼い猫の動画が元。
ヤギの方はJason Monk氏が10年前に投稿したYoutube動画が元で、それぞれ別の人間の声が後から合成されてミームになったようです。
“Hey Hey You You” Cat Dancing(ヘイヘイユーユーキャットダンシングキャット)
引用: 蒼井ろんど様
アヴリル・ラヴィーンの楽曲『Girlfriend』に合わせ人間に踊らされている青い帽子の猫ミーム。
ノリノリな気分の表現で使われる。
元ネタ
2023年にTikTokに登場しバズった動画が元とされています。
現在は再投稿や素材化された動画のほうが多く見られ、大元の動画は発見できずでした…
常時8,000アイテム以上掲載!
ペット用品・ペットグッズは【犬・猫の総合情報サイト『PEPPY(ペピイ)』】
Crying Cat(頭を抱えて鳴いている子猫)
引用: ユニ@VTuber様
頭を抱えてかわいくも悲痛に泣いている小さな子猫のミーム。
怖がったり絶望したシーンを表すために使われることが多い。
元ネタ
2020年にYoutubeに投稿されたこちらの動画が元になっていると思われます。
Cat dancing to EDM(EDMを踊らされている猫)
引用: ユニ@VTuber様
EDMに合わせて人間に踊らされている猫のミーム。
何かを考えたり行動を開始する時に使われている。
元ネタ
元はTikTokに投稿された動画。残念ながら大元は発見はできず…。現在は素材化されたものが出回っています。
音楽はLê Bảo氏の『Ben 10 Remixxx』。海外アニメのオープニングリミックスだそうです。
怒ってる猫・怒られてる猫
引用: 蒼井ろんど様
威嚇している猫(怒っている)と、悲しそうな顔で応える猫のセットミーム。
お叱りシーン、上司と部下など力関係を示すシーンで使われる。2種類の猫動画を組み合わせたもの。
元ネタ
まず怒っている方の猫はTikTokに投稿されたこちらの動画が元になっています。
そして怒られている方はこちらの動画の猫です。
Guangdangちゃんという5歳のメス猫で、困り顔で有名なんだとか。
おわりに
急に流行り始めた猫ミームですが、元ネタは意外と古かったり、様々な物の組み合わせだったりと面白いですよね。
猫の他にも犬や鳥、様々な動物のミームが海外にはあります。
気になる方はぜひ探してみてください。
余談:ミームなどコラ画像の著作権はどうなってるの?
これだけ流行っていると自分でも何か作りたくなってきますよね。
そこで気になるのがこれらの動画、楽曲の著作権です。
細かいことを言うと、全ての猫動画と使用されている音楽には権利者がおり、本来なら使用許可が必要です。
特に楽曲に関しては、TikTokでは使用OK・Youtubeショートでは使用OKなど規約が分かれており、Twitterでそのまま使えるわけではない点注意が必要。
日本の音楽やアニメ画像などは摘発される場合があります。あくまでも適切な範囲内で楽しみましょう!