雑記

道具は家にあるものだけ!0円で簡単にできる冬の節電・防寒対策

冬の暖かな室内のイメージ、防寒対策

今年も朝晩が冷える季節となりました。

2022年の冬は、燃料費の高騰などにより電気代が高くなると言われています。

ただでさえ厳しい家計にこの値上げ、かなり不安ですよね…

この記事では、少しでも電気代を節約したい・簡単な工夫で部屋を暖かくしたいという方向けに、家にある物を使い0円でできる節電・防寒対策を紹介していきます。

実際に自分で行ってみて、1ヶ月で数百円の節電効果があった方法です。

  • 節電したい
  • 安く効果的に防寒対策をしたい
  • 初めての一人暮らしで防寒対策を学びたい
  • すぐに寒さを和らげたい

といった方は、ぜひ試してみてください。

※記事の内容は関西の都市部・ワンルーム・一人暮らしを基準にしています。

お住まいの地域や住居形態によっては効果がなかったり、問題が発生する場合もあります。お試しの際は適宜ご判断、アレンジをしてください。

はじめに:部屋が寒くなる理由は?

対策をする前に、部屋が冷える理由を知っておきましょう。

問題点を知ることにより、ピンポイントで対策する場所がわかります。

部屋の位置によって寒くなりやすい

一人暮らしの方の多くは、賃貸マンションやアパートに住んでいると思います。

建物内の部屋の場所によって、暑さ寒さに差が出てくることはご存知でしょうか?

一般的に、

  • 熱い空気は上に行くため、低い階の部屋ほど寒くなる
  • 外壁や屋根と接している部屋は、外気温の影響を受けやすいため、夏は暑く冬は寒くなる(角部屋など)
  • 北向きの部屋は日が入らず寒い

と言われています。

部屋の材質が冷えやすい

住居には木造・コンクリート造りなどの種類があり、これら材質の違いも寒さの原因となります。

キーワードは「熱伝導率」です。

熱伝導率とは

熱伝導率とは、ある物質について熱の伝わりやすさが示された値のこと。熱伝導率の値が大きければ大きいほど、移動する熱量は大きく、熱が伝わりやすいことになる。

参考:weblio辞書

住居の材質について、

  • コンクリートは熱伝導率が高い材質で、暖まりにくく冷めやすいという特徴があります。つまり冬は寒くなります
  • 木造(木)はこの逆で、熱伝導率が低いため、暖まりやすく冷めにくい特徴があります

もちろん、コンクリートの建造物はこの特徴をカバーするために断熱材を入れているのが普通です。しかし、中にはその施工がない古い物件もあるようです。

人体に触れる内装部分の素材も寒さに影響します。

  • 壁や床がコンクリートの場合冷えやすい
  • 床がタイルの場合冷えやすい
  • フローリングでも、ラグなどを敷いていないと冷たく感じる

こちらも素材の熱伝導率によって変わってきます。

冷気の侵入場所がある

部屋の機密性が高くても外気・冷気が侵入してくる経路が必ず存在します。

機密性の高い部屋でも寒いと感じる、一番の理由は「窓」だと言われています。

天井、床、壁からは10〜20%程度の熱が逃げるのに対して、窓は約50%の熱が逃げてしまう箇所です。

外気によって冷やされた窓が部屋の空気も冷やす、冷却装置の働きをするためです。

大きな窓が多い部屋は特に冷えやすいといえるでしょう。

窓のサッシやドアの隙間

窓の重なる部分やサッシの隙間から外気が侵入します。

玄関のドアが建物内側になく外気に面している場合は、窓と同じく冷却装置の役割をしたり、冷気が侵入する経路となります。

換気扇で外部とつながっている場所

浴室やトイレ、キッチンなど、換気口があり外気の出入りがある場所は冷えます。

冬場、このあたりは寒いな。という場所を一度チェックしてみてください。上記のような条件に当てはまっていないでしょうか?

自分が寒くなる行動をしている場合も

自分が寒さを助長する行動をしている場合もあります。

  • 薄着をしている
  • 冷たいものを飲んでいる
  • 体を動かさない

などです。

家にある物で簡単にできる、0円節電・防寒対策

ここからは、家にある物で簡単にできる節電・防寒対策を紹介していきます。

新しい道具を買わなくても良い方法ばかりなので、すぐに試すことができますよ。

①カーテンを床まで伸ばす

カーテンを床まで伸ばしたイメージ

一般的なカーテンの上部には「アジャスターフック」というものが付いており、カーテンの裾と床との距離を調整できます。

カーテンのアジャスターフックのイメージアジャスターフック

床につくまでカーテンの高さを下げ、床との隙間を無くすことで、窓からの隙間風・冷気が部屋に流れ込むのを防ぐことができます。

それだけ?と感じると思いますが、効果が大きい方法です。足元のひんやりした感じがなくなりますよ。

②カーテンの中央をクリップでとめる

カーテン2枚が重なる中央は隙間が開きやすいです。ここも冷気が流れ込む場所となるので、クリップでとめましょう。

わざわざカーテンクリップを買わなくても、洗濯バサミなどでOKです。

③窓の下に段ボールの壁を作る

窓の下に段ボールを立てかけておくだけで、隙間風や冷気をシャットアウトできます。

通販で来るような段ボールで十分です。展開して、窓とカーテンの間に仕切りのように置きます。

結露で湿ったり、ヘタってきた場合はそのまま捨てれますし、専用のシートを買うより安上がりですよ。

予算がある人はこのようなシートがオススメ!

④部屋の中でも着込む

ルームウェアを冬用のものにしたり、一枚上着を羽織ったり、暖房器具+自分の服装での防寒が効果的です。

スリッパやルームシューズを履くのも良いですね。

⑤エアコンフィルターと室外機を掃除

こちらは効果大の対策です。

エアコンフィルターの掃除をして暖房の効率を高めましょう。

ホコリなどで目詰まりを起こしていると、約5〜10%の電力を無駄にしてしまうそうです。

掃除機やモップでホコリを取り、酷い目詰まりはシャワーなどで洗い流して取ります。

どんなエアコンも、フィルター部分は誰でも掃除できる構造になっているはずなので、専門業者に頼まなくても自分で対応できます。

余力があれば室外機も掃除しましょう。

室外機は裏側(吸込口)から空気を取り込んでいます。ここが長年のホコリ・ゴミで汚れている場合も暖房効率が落ちてしまいます。

専用の洗剤がなくても大丈夫です。詰まったゴミを払う程度で十分効果が出ますよ。

また、出口(吹出口)が物などで塞がれている場合も効率が落ちてしまいますので、風の通り道をしっかり作っておきましょう。

⑥扇風機やサーキュレーターを併用する

こちらはご存知の方が多い工夫ですね。

空気を循環させることで、上部の暖かい空気が下部の冷たい空気と混ざり合い、部屋が早く暖まります。

サーキュレーターなどがない場合、エアコンの風向を下向きに固定することでも対応できます。

むの
むの
エアコン暖房だけの時より暖かいです。逆に、夏はキンキンに冷えてくれるのでかなりオススメ

⑦エアコンは一定の温度で自動運転

温度を決めたら自動運転にしましょう。室温に合わせて自動で風力などを調整するため、電力消費が抑えられます。

暖房の設定温度は20℃前後が推奨温度です。設定温度を1℃低くすると、約10%電力を節約できると言われています。

また、こまめにつけ消ししないことも重要です。

起動時、部屋を暖め始めるときに最も電力を消費するため、家にいる場合はつけっぱなしにしておいた方がトータルで安く済むといわれています。

むの
むの
逆に、半日以上外出する際は切っておいた方が安いそうです

⑧朝晩のエアコンはタイマーセットして使う

朝、目覚ましを止めてからエアコンをつけ、風力全開で一気に部屋を暖めていませんか?このような使い方は電力を多く消費します。

前の晩にタイマーをセットし、起きる少し前から徐々に部屋を暖めると電力の節約になります。目覚めも良くなり一石二鳥ですよ。

夜も帰宅後にエアコンを起動するのではなく、帰宅時間に合わせてタイマーをセットしておきましょう。

むの
むの
全力運転がとにかく電気を食うので、ゆるゆる暖めるのがコツ

⑨部屋に濡れタオルを干しておく

湿度は体感温度に関係しています。

乾燥していると寒く感じる上に部屋が暖まりにくくなるため、どんどん加湿しましょう。濡らしたタオル1枚でも十分です。干しておくだけで湿度を上げられます。

加湿器があれば最も良いですが、観葉植物や水を入れたコップを置くといった方法でも代用できますよ。

むの
むの
一人暮らしにおすすめの加湿器は以下の記事でも紹介しています。よかったら読んでみてください
加湿器アピックスSHIZUKUminiイメージ
【一人暮らしにちょうど良い】超音波式加湿器アピックスSHIZUKUminiを買ってみた感想 こんにちは、むのです。 最近購入した加湿器、アピックスSHIZUKUminiが一人暮らしにちょうど良い感じだったので、感想...

⑩暖める部屋をしぼる

一人暮らしの方なら、ワンルームや1K〜1LDKなどの部屋が多いと思います。

廊下や玄関までの全体を暖めようとせず、長くいる部屋を中心に暖めましょう。

1Kならばキッチンとの間の扉は閉めておく、ワンルームなら間仕切りになる家具を置くと良いです。

 

廊下や水場は外気が入りやすく寒い場所です。そこまで暖めようとすると、エアコンが常に全力で動きっぱなしになり、電力を多く消費してしまいます。

暖気をとどめる工夫をしましょう。

まとめ

以上が0円でできる節電・防寒対策でした。

記事は家にある物に限定して対策をまとめましたが、予算があればラグを敷いたり、窓の隙間を塞ぐテープを買ったりと、さらなる防寒が可能です。

ライフスタイルや予算に合わせた対策を取り入れ、快適な冬の生活を送りましょう。