もうすぐ年末年始です。
新しい手帳を買ってある方は、来年の予定を書き始めるために開封するタイミングかもしれませんね。
さて、残った古いスケジュール手帳。
そのまま保管するべきか、捨てるべきか迷ったことはありませんか?
この記事では、古いスケジュール手帳を残す人と捨てる人の意見を紹介し、それぞれのメリット・デメリットや適切な処分方法について解説します。
手帳の扱いに悩んでいる人はチェックしてみて下さい。
古いスケジュール手帳は残す?捨てる?世間の意見を紹介
残す派の人の意見
手帳を残す人には、学生時代からずっと残しているような人もいれば、一定期間残してから処分するという人もいます。
彼らが手帳を残すのには次のような理由があります。
残しておくと役立つ情報がある
過去の記録をいつでも参照できることで、仕事や生活で役立つことがあります。
例えば「年中行事・祭事の記録」。これらは人付き合いの記録や、来年以降への申し送りとして活かすことができます。
- 【記念日の予定】何をしたか・プレゼントの内容等
- 【季節行事】準備するものや段取り確認に
- 【冠婚葬祭の予定】年数ごとに行う法事もあるため確認できると便利
- 【帰省の記録】お土産の内容や誰に会ったか
- 【旅行】あの時ここに行ったよね〜と思い出話のきっかけになる
- 【仕事の行事】準備や企画の段取り確認に
自分の「健康状態」「医療機関にかかった記録」を残しておくと、いざ病気になった時に医者への説明が楽になります。
また、体調を崩した時の前後で起きたことがわかると、次はきかっけに注意することができます。
- 【持病の症状記録】良くなったのか悪くなっているのか見える
- 【病院の予定】体調を崩しやすい季節などがわかる
- 【体重の記録】健康状態の目安に
- 【月経の期間】周期が把握できて予定が立てやすくなる
ライフログや思い出として残している
過去の予定や書き込みを振り返ることで、その時の思い出や感情を再確認できます。
手帳が日記と兼用の方などは、特にこの理由で残している方が多いです。読み返すことで過去の自分を思い出すことができます。
デジタルツールが発達した現在はSNSやブログにライフログを書いている人もいますが、ネットに公開できない内容・気持ちはまだまだ手帳に残す人が多いでしょう。
個人情報の流出が気になるため
手帳の処分方法によっては個人情報が漏れてしまう可能性があります。
仕事で使う手帳はその危険も高く、手元に残すことで安心感を得ている人もいるようです。
捨ててから後悔するのが心配
手帳は世界で一冊だけのアイテムです。処分してしまったら記録も書き込まれたものも全て消えてしまいます。
それが怖くてなんとなく捨てられない…という方もいるようです。
捨てる派の人の意見
一方で、毎年手帳を捨てる人の意見には次のようなものがあります。
必要性がないため
古い手帳を残していても役立つ情報がない、特に見返さないからという意見が多いようです。
デジタルツールを使用したスケジュール管理も主流なため、手帳をメインに使っていない人もいます。
保管の手間がかかる・保管場所を取る
古い手帳を長く溜め込んでおくと場所を取ります。
現代では本を置くスペースを省くために電子書籍を購入する人も多く、そのような人は手帳も嵩張ると感じるのでしょう。
他にも、雑な保管方法で逆に個人情報が漏れる可能性があり、処分してしまったほうが安心という意見もありました。
毎年手放してスッキリしたい
古いものを処分することで物理的にも精神的にスッキリしたい、という意見もありました。
私は一定期間残して処分する派
ちなみに、私は残す派と捨てる派のいいとこ取りをしています。
必要な情報はある程度溜まった時にデジタルツールに記録し、移し終えた手帳から処分しています。
しかし、一方で先送りした用事や未達成の目標がそこに残り続けるので、メンタルに悪影響になることも。なんという諸刃の剣
手帳を残すなら何年くらいがベスト?
手帳を残す期間については個人差がありますが、一般的には次のような基準があります。
- 1〜2年程度:必要な情報が古くなる前に処分する
- 5〜10年程度:長期的な記録として保管する
- 無期限:思い出・自分史としてずっと取っておく
手帳を手放すタイミングは?
保管していた手帳を手放すタイミングはいつが最良でしょうか?
こちらも人それぞれにはなりますが、おすすめの節目はあります。
- 断捨離する時
- 引っ越し
- 卒業や転職
- 結婚など生活スタイルが変わる時
- 決まった年単位で
人生の節目、自分の生活環境が大きく変わるタイミングで手放すのが良いでしょう。
次の変化には情報が古すぎて使えないこともありますし、心機一転にもなります。
手帳の捨て方・処分方法
手帳を捨てる際の注意点
手帳には個人情報が含まれているため、処分方法には慎重になる必要があります。
- 名前、住所、電話番号などの情報を確実に処理する
- 地域のゴミ出しルールを確認し、適切に処分する
- 捨てる前にもう一度確認して、必要な情報があれば他の場所に記録する
といった点に気をつけて着手しましょう。
処分については以下の方法が一般的です。
- シュレッダーを使う
- 燃えるゴミとして出す
- 専門業者に依頼する
- 家庭用焚火や焼却炉を使用
シュレッダーを使う
個人情報をしっかり裁断して捨てます。
手帳を表紙とページに分解し、手作業でシュレッダーにかけていくという手間はありますが安全な方法です。
シュレッダーの細断方式には細かさによってタイプがあります。
- セキュリティ重視ならクロスカット・マイクロクロスカット式
- 安価で良いならストレートカット式
燃えるゴミとして出す
- 個人情報部分を切り取る
- 見られたくない部分をマジック等で塗りつぶす
- ガムテープでぐるぐる巻きにする
- 見られたくないページは糊付けする
などの処理をし、中身を見られないようにしてから燃えるゴミとして処分します。
手帳の材質によっては分解が必要なこともありますので、地域のゴミ出しルールを確認しましょう。
専門業者に依頼する
仕事用の手帳などで情報流出が心配な場合は、個人情報の処分を専門に行う業者を利用する方法もあります。
家庭用焚火や紙焼却炉を使用
自分が目視確認出来る安全な環境で燃やすことで確実に処分します。
焚き火をする場合は近隣の迷惑になる可能性もありますので、自治体のルールや法律を必ず確認してから行って下さい。
まとめ
このように、古いスケジュール手帳の扱いには「残す」か「捨てる」かの選択があります。
手帳を残すことで思い出や記録としての価値を得られる一方、捨てることでスペースを節約し、個人情報流出などのリスクを減らすこともできます。
それぞれのメリット・デメリットを考えた上で、自分に合った方法を選びましょう。
このブログでは、他にもADHDさんにおすすめのスケジュール手帳なども紹介しています。