【初心者向け】安全に使えるフリー素材サイトと注意点まとめ

むの
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ブログやWEBサイト、チラシや動画などを作るときに便利な「フリー素材」。

でも、「本当に安全に使えるの?」と不安になる方も多いはずです。

著作権や規約を守らないと、知らないうちにトラブルになってしまうこともあります。

この記事では、初心者でも安心して使えるフリー素材サイトと、注意しておきたいポイントをやさしく解説します。

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デザイナー歴10年の私の経験も踏まえ、おすすめのフリー素材サイトを紹介します

制作物にきちんと責任を持ちたい不要なトラブルを避けたい、と思う方はぜひ参考にしてみて下さい。

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フリー素材を「安全に使う」ってどういうこと?

フリー素材といっても、WEB上にあるものが何でも自由に使えるわけではありません。

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「◯◯、フリー素材」で検索し、すぐに保存して使っている人は少し危険です

安全に使うために次のポイントを確認しましょう。

  • 商用利用できるか(広告や仕事用などお金が発生するものに使っていい)
  • 著作権がはっきりしているか(クレジット表記や再配布禁止などのルールがある)
  • 信頼できるサイトか(審査や管理体制がしっかりしている)

ネット上には様々な素材配布サイトがありますが、この3つを満たしているサイトの素材を使うと安心です。

初心者におすすめ!安全なフリー素材サイト

1.Adobe Stock(アドビストック)

AdobeStockのトップ画面

Adobe Stock有料ですが、プロも使う全世界で信頼性No.1の素材サイト。

厳しい審査を通った素材だけが揃っていて、商業利用でも安心して使えます。

素材の量やクオリティもダントツに高いため、ハイレベルな商業制作物を作りたい時はここがおすすめ。

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プロとして安全に活動するならここ一択

2.PIXTA(ピクスタ)

PIXTAのトップページ

PIXTAは日本の大手ストックフォトサイト。こちらも有料です。

写真・イラスト・動画まで豊富な取り揃えで、特に日本人モデルなど日本に関連した素材に強みがあります。

審査もしっかりとしているうえ、万が一の保証制度もプランに含まれているため、著作権トラブルが心配な人にとって安心です。

3.いらすとや

いらすとやのトップページ

いらすとやは誰もが知る超有名な無料イラストサイト。

つい気軽に使いがちですが、大量利用や使用場所には制限があるので注意しましょう。

4.写真AC・イラストACなどAC系列サイト

photoACのトップページ

写真ACイラストACは、無料でも豊富な素材が揃う日本の大手素材サイトです。

ただし、一部の利用方法では有料になることもあるので、利用規約を確認してから使いましょう。

また、素材投稿者には一般人が多く、予期せぬ素材を登録している可能性もあります。

重要な仕事に使う場合は権利確認などをした方が安全です。

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商用利用でも、個人ブログやネット記事などのイメージに利用するのがおすすめ

初心者は少し注意が必要な素材サイト

O-DANPixabayなども有名で、クオリティが高いフリー素材が揃うサイトです。

しかし、この2つは今までのサイトと異なる権利の持ち方、素材検索方法をしているので、使う際は注意が必要です。

Pixabayはライセンス情報に注意

Pixabayのトップページ

Pixabayの素材にはクリエイティブコモンズといって、「この条件を守れば、私の作品を自由に利用して構いません」という意思表示が付与されています。

これらを守れば、基本的に全ての素材を無料で使うことが出来ます。

しかし、中には意図せず別の権利を侵害してしまっている素材もあり、トラブルにまで発展した場合もあるそうです。

ブログなどのイメージ画像に使う分には良さそうですが、金銭が絡む物に使う場合は避けたほうが良いと思います。

また、一部ページが英語対応のため、英語が難しい方にもおすすめしません。

O-DANは厳密には素材サイトではない

O-DANのトップページ

O-DANは、無料で商用利用可能な素材を、複数の海外素材サイトから横断的に一括検索できるというサイトです。

つまり、このサイト自体は素材の登録や審査管理を行っていません

使いたい素材があった場合は、その素材が登録されている外部サイトに飛び、その外部サイトの規約に従ってダウンロードすることになります。

サイトによっては日本語に対応していなかったり、権利が分かりづらい場所もあります。

相当慣れている人でないと使うのは難しく、トラブルに繋がる恐れがあるため、初心者は使わない方が安全です。

他の素材入手方法

インターネットで探す方法以外にも、フリー素材の入手方法はあります。

素材集本を買う

本屋や電気店で取り扱われている書籍形式の素材集もおすすめです。

権利関係がしっかりしており、デザインなど使いやすいものが多いです。

イベントでクリエイターから直接購入

デザインフェスタなどで素材集CDなどを売っているクリエイターさんもいます。

こういった方から直接買えば、その場で権利関連について相談することも出来ます。

自分で作る・撮影する

よく使う写真やテクスチャは自分で撮影しておくのが一番安全です。

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ゲーム会社でも、開発初期に「撮影旅行」を行い、町並みや装飾の写真を自分たちで用意することが多いです

最近のフリー素材の注意点:生成AI画像について

近年は、生成AIで作られた画像を扱う素材サイトも増えています。

AI画像は手軽で便利ですが、使う際は次の点に注意が必要です。

ブランドイメージへの影響

生成AI画像は、どんなにクオリティが高くても、特有の違和感や不自然さが残る場合があります。

企業の公式デザインに使うと信頼性に影響する可能性もあるので、使いどころを選びましょう。

参考資料

最近の事例では、JALの高級カードを宣伝するWEBサイトにAI画像らしきものが使われ、炎上しました。

「ポップコーンからストロー?」「男性の人差し指が変…」

※現在は一時修正後、結局サイト画像を総入れ替えした様子です

JALの広告イメージ
参考:JAL公式サイトよりキャプチャ

公式サイト:JAL Luxury Card

紛れ込んだ生成AI画像のリスク

普通のフリー素材集の中に、悪質なアップロード者がAIで作った画像を混ぜているケースもあります。

しっかりと「AIカテゴリが分けられている」「審査が信頼できるサイト」からダウンロードすることが安全対策になります。

しかし、最終的に自分の目で確認し、違和感がある場合は使用を見送るのが安心です。

参考資料

WacomのWeb広告にAI画像が使われていた事例。

「龍のウロコが変」「謎のラインが入ってる」

調査によると、広告を作ったデザイナーはAdobe Stockに「非AI素材」として登録されていた素材を使っていたが、素材アップロード者が虚偽申告していたとのこと。

wacomのSNS広告イメージ
参考:Xより

まとめ

安全に使えるフリー素材サイトと注意点
  • フリー素材は「商用利用OK」「著作権明確」「信頼できるサイト」を選ぶ
  • 商用利用ならAdobe StockやPIXTAが安全で安心
  • 最近はAI画像も多く出回っているので、ブランドイメージや品質面に注意
  • 海外サイトやキュレーション型の素材サイトはリスクがあるので、初心者は避けるのが無難

初心者の方はまず、信頼できる国内の大手サイトを使うのがおすすめです。

また、ブログなどの個人利用なのか、仕事で使うのか、用途に合わせてサイトを選択することも重要です。

各種権利や素材の扱いに慣れてきたら、新しいサイトを開拓するのもよいでしょう。

むの
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個人利用ならまだしも、商用利用の場合はトラブルが起きると周りへの影響も大きいです!
素材はしっかり考えて選びましょう

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