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【エプスタイン・ジャニーズ・マンガワン】なぜ権力を持つ男性は性犯罪に走るのか?その心理と構造

なぜ成功者や権力者男性が性犯罪に走ってしまうのか・アイキャッチ
むの
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近年、ニュースやSNSで「性加害」に関する痛ましい事件を耳にすることが増えました。

特に、社会的に高い地位におり大きな権力を持つ男性や、企業ぐるみで加害者になるケースが目立ちます。

  • 「なぜ、あんなに成功している人が?」
  • 「地位も名誉もあるのに、どうしてぶち壊すような犯罪をしてしまうの?」
  • 「性欲とは、そんなに理性で抑えることが難しいの?」
  • 「男性は倫理観が欠如しているの?」

このように感じて、やりきれない憤りを抱えている方も多いのではないでしょうか。

むの
むの

正直、私も最初は強い憤りを感じていましたが、それを越えて性加害をする人への「なぜ???」が勝りました。
この記事を書いた理由はその疑問を解消したかったからです

この記事では、世界を揺るがせた事件から国内の性犯罪事件、そして、その裏側に隠された心理・社会構造について調べた事をまとめています。

ニュースにモヤモヤしたり、怒りや憤りが収まらない方の心が、この記事を読むことで少しでも穏やかになれば幸いです。

この記事では、近年発生している性加害について具体的な名称などを記載しています。

不快に感じる方、過去に同じような体験をされている方は読む際にご注意ください。

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近年、世界や日本を震撼させた具体的な性加害事件

ニュースのイメージ

まずは、調査のきっかけとなった象徴的な事件をいくつか振り返ってみます。

エプスタイン島事件

概要
  • アメリカの大富豪ジェフリー・エプスタインが所有していた島、通称「エプスタイン島」で長年にわたり未成年者への性虐待が行われていた事件
  • 事件に関与した人物が記された「エプスタインファイル」により、各国の著名人が糾弾されている

当初は「陰謀論」として噂される程度だったものが、実際の被害者が現れ、世界を巻き込むスキャンダルとなった事件です。

恐ろしいのは、事件の首謀者や関係者が実在する世界中の政財界のリーダーや著名人だったということです。

ジャニー喜多川氏による性加害問題

概要
  • 日本で一番有名と言っても過言ではない芸能事務所「ジャニーズ」で、数十年間にわたり、多くの未成年タレントが性被害を受けていた日本芸能界最大の事件
  • 男性が被害者であったことで世間の混乱も大きく、適切な対処が出来ない日本の遅れた実態をも浮き彫りにした

事務所やテレビ業界といった圧倒的な権力者の前で、メディアや周囲が沈黙し続けたことにより、被害が拡大・長期化した事件です。

責任問題も紛糾し、応援していた多くの純粋なファン達も傷つき、悩みました。

フジテレビの「性上納」疑惑

概要
  • フジテレビの幹部が、有力な取引先や出演者である中居正広氏との会食に女子アナを同席させたり、性的なサービスを「献上」していたという「上納システム」の存在が明らかになった事件
  • 国民的なタレントの裏の顔が暴かれた他、様々な業界に蔓延る、女性への業務の延長上の性加害が世間に明らかになった

こちらも、権力を持つ男性が自身の有利な立場を悪用し、相手を支配しようとする構造的な搾取が大きな批判を浴びました。

マンガワン(小学館)の事件と「名義変更」の問題

概要
  • 過去に未成年の教え子を長期間性虐待し、自殺未遂にまで追い込んだ人物が、作家名(ペンネーム)を変えて業界に在籍し続けていた事件
  • マンガワン編集部がその事実を隠蔽したこと、また、小学館の一部職員も被害者への口封じに加担していたことが判明
  • さらに、別誌で連載中に性犯罪を起こし、逮捕された別の原作者までも名義変更させ在籍させていたことで大きな波紋を呼ぶ

この事件で特に批判を浴びたのは、おぞましい性虐待の内容と、それが刑事罰には至らなかった日本の司法体制の遅れ

組織が事実を重く受け止めず、被害者よりも「利益」や「身内」を守ろうとした姿勢です。

このような男性の性犯罪軽視や隠蔽体質が、漫画業界全体の信用を著しく落としました。

なぜ?権力者が性犯罪に走る「心理」とは

権力者・成功者男性のイメージ

なぜ、恵まれた環境にいるはずの権力者や成功者が、リスクを冒してまで犯罪に手を染めるのでしょうか。

普通の人ならば思いついたとしても、実行は絶対にしないようなことをしてしまうのでしょうか。

せっかく巨万の富を得ているのに、輝かしいキャリアがあるのにです。

むの
むの

一般人の私からは想像できない心理です。プロの風俗に行くのではダメなの?

筆者のような疑問を持つ方も多いはず。

調べてみると、そこには一般的な感覚とはかけ離れた「心の仕組み」が働いているようです。

彼らを狂わせるもの

一般とかけ離れた心理状態
  1. 全能感
  2. 支配欲
  3. 認知の歪み
  4. 男女で差のある脳の性質・構造

「全能感」が理性を狂わせる

大きな成功を収め、周りからチヤホヤされる経験が続くと、人は次第に「自分は特別な存在だ」という錯覚に陥ります。

これを「全能感」と呼びます。

「自分なら◯◯しても許される」「ルールは自分以外の人のためにある」

段々とこのように思い込むことで、一般的・倫理的なブレーキが利かなくなってしまうのです。

実際に権力のある彼らなので、こういった行動が成功してしまい、さらなる実感を得るという負のループが起きます。

前述のエプスタイン事件なども、「権力があれば何をしても隠し通せる」という歪んだ自信が、この巨大な犯罪を生み出したと言えます。

支配欲を「性」で満たそうとする

性犯罪の多くは、単なる性欲の発散ではなく、相手を思い通りに動かしたいという「支配欲」が根底にあるとされます

人を動かすことに慣れている権力者が、その延長線上で相手を支配しようとした結果、異性に対しては特に性加害という形になることがあるといいます。

また、性加害は相手の尊厳や人権を著しく傷つける行為です。

「それが出来る自分=上位の許された存在」といった歪んだ全能感がここでも発揮されます。

奴隷と主人のような関係とも言えます。

一見普通に見える加害者に潜む「認知の歪み」

よく「そんなことをするのは、頭がおかしい異常者だけだ」と思われがちです。

しかし、実際には「普段は仕事ができ、人当たりも良い普通の人」が加害者になるケースが少なくありません。

彼らには、自分の行為を「同意があった」「相手も喜んでいた」などと勝手に解釈(正当化)する傾向があります。

この「認知の歪み」も性犯罪の怖さと言えます。

むの
むの

中には弁護士の入れ知恵でそのように証言する加害者もいますが、心からこのように思っている加害者も少なくないそう

加害者側に多い脳の性質

近年の脳科学研究において、性犯罪や犯罪を起こす人物の脳には特徴があることが分かっています。

前頭葉のイメージ図
犯罪に関わる脳の特徴
  • 腹内側前頭前野(ふくないそくぜんとうぜんや)を含む前頭前野に損傷や未発達が見られる
  • 眼窩前頭前皮質(がんかぜんとうぜんひしつ)に損傷や未発達が見られる
  • モノアミン酸化酵素(モノアミンさんかこうそ)の活性が低い遺伝子を持っている人ほど、放火やレイプなどを起こしやすい

これらの脳の領域は「他者への共感性」「衝動性のブレーキ」を司っています。

この部分が損傷していたり、十分に発達せずうまく働かない場合、犯罪に走りやすいのです。

また、セロトニンやドーパミンなどの神経伝達物質を分解する酵素である、「モノアミン酸化酵素」というものの活性が低い人は、衝動をコントロールすることが難しいという研究結果があります。

さらに、男性と女性でも脳の発達しやすい部分や、感じ方の差があることが分かっています。

男女で異なる脳の差
  • 男性の脳は、女性が肌を露出すればするほど相手を人間と思わなくなる性質がある(ブリジストン大学の研究より)
  • 男性は女性に比べより多くのドーパミンが必要な脳をしており、「快」の刺激に弱いと考えられている
  • 男性の脳は女性の脳よりも他者に共感する部位が発達していないと考えられている

これらが組み合わさることで、「普通の人間だったらやらない」ことを起こしてしまう人がいるのです。

性犯罪が許されてしまう社会の構造的な問題

一方、個人の性質や心理だけでなく、社会全体の仕組みにも問題があります。

社会の構造的な問題
  • 近代まで男性中心の社会が営まれていた
  • 司法が古い体質のまま
  • 性別ごとの意識のアップデートの遅れ

男性中心の社会

男女平等の理念が根付いてきたのは、本当に最近のことです。

それまで世界の様々な国では、男性中心の社会が営まれていました。

男性中心の組織では、身内の不祥事を隠蔽しようとするホモソーシャル(男同士の連帯)」が働きやすい傾向にあります。

家父長制の長かった日本でもそれは顕著で、日本には性犯罪が「軽く」扱われてしまう文化があります。

日本の司法が抱える「古さ」と加害者への有利さ

司法のイメージ

日本の法律は、長らく性犯罪の実態に追いついていませんでした。

2023年に刑法が改正され不同意性交等罪となりましたが、いまだに被害者が「どれだけ抵抗したか」を厳しく問われる傾向が残っています。

客観的な証拠を揃えるハードルが非常に高く、加害者が「同意があったと思った」と主張すれば逃げ道が生じてしまうなど、司法の壁が被害者の声を遮ってきました。

また、「被害者にも落ち度や隙があったのではないか」という二次加害が、声を上げることを阻んできたのです。

むの
むの

逮捕される、刑事罰を受けることが抑止力に繋がっていないのです

日本の性被害を取り巻く司法や警察、社会の壁を浮き彫りにした一冊

「男性>女性」という古い価値観の放置

社会のいたるところに「男性がリーダーで女性が支えるもの」という古い上下関係の構図が根強く残っています。

この無意識のバイアスが、男性権力者による女性への搾取を「よくあること」として軽視させる土壌を作ってきました

加害側はもちろん、社会全体で「何が加害にあたるのか」という認識の更新が遅れています。

まとめ:権力者を性犯罪にかき立てるもの

権力者の性犯罪は個人の性質と欲求不満だけで起きるものではありません。

「権力による支配」と「それを許してしまう組織の甘さ」が組み合わさった時に発生します。

まとめ
  • 権力は人の感覚を麻痺させる性質がある
  • 元々その加害者が持っていた特性や個性が犯罪につながる
  • 加害者が隠蔽され、守られやすい社会の土壌がある

全ての男性が「性加害欲求」を持っているわけではない

一方で、「男性の全てが敵というわけではない」ということも忘れてはなりません。

連日このようなニュースに触れ、人によっては実際に経験もしているであろう方にとって、全男性を警戒してしまうのは仕方がないことです。

しかし、とある調査で圧倒的多数の男性は、性加害を「卑劣で許しがたい行為」だと考えているという結果が出ています。

むの
むの

実際にSNSを見ていても、以前より性犯罪への糾弾の声が多くなったように感じます

エプスタイン事件でも、関係者の不審な動きに気づき、「何かおかしい」と距離を置いた男性たちも確実に存在しました。

自分の地位や名誉、性別の連帯よりも、一人の人間としての倫理観を優先出来る人間はちゃんと存在しているのです。

男性の視点から無意識の加害性や生きづらさを見つめ直したエッセイ

私達にできる行動

  • 権力の暴走を許さない厳しい視点を持つ
  • 間違っていると声を上げる
  • 冷静に「一部の加害者」と「大多数の誠実な人」を分けて考える
  • 変化している社会の兆し(法律の改正など)に目を向ける

性加害の問題に触れるときは、心が削られるような思いでいっぱいになります。

しかし、少しずつですが社会は前に進んでいます。

その事にも目を向け、冷静な怒りと倫理観で事件を捉えていくことが大事だと感じます。

むの
むの

少しでも出来るアクションがあれば協力していきたい!

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