ADHD

【大人のADHD】普段使いバッグの中身を紹介

ADHDのバッグの中身イメージ

今回は私の普段使いバッグの中身を紹介します。

「ADHDは荷物が多い」「カバンの中が汚い」「忘れ物が多い」…そんな巷のイメージが多い中、実際どんな感じなのか?一例として見てもらえたら幸いです。

むの
むの
記事にすることで荷物の見直しもできて一石二鳥でした!

まだまだ試行錯誤中ですが、荷物を減らす・忘れ物をなくす工夫も合わせて紹介していきます。

大人のADHDの普段使いバッグ

普段使いバッグの写真

普段の仕事や買い物で使っているバッグはこちら。UNITED BASE 定番シンプルトートバッグ ブラック

どんな服装にも合わせやすい、シンプルなデザインで黒色のものを選びました。

小さめに見えますが意外と大容量。中にはチャック付きポケットや仕切りポケットもあり、収納に困ることはありません。

バッグの中身

  1. 財布
  2. iPhone+ICカード
  3. メッシュポーチ(充電コード・イヤフォン・バッテリー)
  4. ポーチ(薬・絆創膏・手鏡・生理用品・リップクリーム・化粧品)
  5. ハンドタオル・ティッシュ
  6. エコバッグ
  7. 消毒スプレー
  8. 筆箱(印鑑)
  9. スケジュール手帳(自立支援証明書・お薬手帳)

仕事に行くときも遊びに行くときも、基本このラインナップは変えません。

次にアイテムを一つずつ紹介していきたいと思います。

財布

財布の写真

長らく愛用している財布は、HIRAMEKI.のモリス|L字ファスナー長財布シリーズです。

スリムでシンプルながら間仕切りが豊富。小銭・カード・お札類の分別がサっとでき、財布の中が散らかるのを防げます。

むの
むの
クラシックな模様と色がお気に入り。
小銭は10枚までのマイルール

小銭はいつも10枚だけ入れるようにしています。硬貨が多いと財布が重くなるからです。

100円玉5枚と10円玉5枚を入れています。これは災害時の公衆電話代や出先のロッカー代など、硬貨しか使えない場合を想定したものです。

iPhone+ICカード

 

シンプルなiPhoneカバーにカードポケットをくっつけて使っています。

以前はパスケースを使っていましたが、移動中になくすことがあり現在の形に。スマホさえ持っていればICカードを忘れることはないので安心です。

むの
むの
ただし見た目がイマイチ…。スマホのICアプリに変えようか迷い中です。

メッシュポーチ(充電コード・イヤフォン・バッテリー)

iPhoneグッズポーチの写真

iPhone関連のガジェットは小さなポーチに入れて持ち歩いています。

ADHDの忘れ物対策として、関連グッズはひとまとめを心がけているためです。

イヤフォンは単品でポケットなどにしまいがちですが、出し入れのときに高確率でなくします。ポーチの中にしまうと決めておけば探す手間も省けます。

メッシュポーチは100円ショップで見つけたもの。サイズ感とシンプルさがちょうど良かったため購入しました。

ポーチ(薬・絆創膏・手鏡・生理用品・リップクリーム・化粧品)

化粧ポーチの写真
  • 薬(安定剤・頭痛薬・胃腸薬など)
  • 絆創膏
  • 手鏡
  • 生理用品
  • 口紅・アイライナー
  • 予備のマスク
  • リップクリーム(無印良品

もう一つのポーチには日用雑貨を収納しています。こちらもひとまとめを意識

薬は錠剤のシート片と、ビン入りのものを小分けケースに入れて持っています。出先で急な不調になっても安心です。

生理用品は常に1枚は入れており、日が近づいてきたら2〜3枚追加します。

化粧品は最低限、お直しするところのものだけを。予備のマスクもこちらに収納しています。

リップクリームは無印良品の薬用リップを使用中。お手頃な値段ながら保湿力が高く、ベタつかずおすすめです。

 

むの
むの
こちらのポーチも100円ショップのもの。汚れたらすぐ買い替えたいので安物で良いかなと思っています。

ハンドタオル・ティッシュ

特に書くことはないハンカチ。

ティッシュは鼻をかんだり、汚れを拭いたりするために持ち歩いています。

エコバッグ

エコバッグの写真

100円ショップの折りたためるエコバックです。帰りがけにスーパーに寄ることが多いので入れっぱなし。

素材はナイロン系が汚れにくく丈夫で良いです。

消毒スプレー

 

コンパクトな携帯用スプレータイプです。

コロナが5類になり、消毒液を置かない店が増えたため以前より活躍するようになりました。

筆箱(印鑑入り)

文房具の写真

出先で書き物をしたり、手帳に記入するための筆記用具として黒・赤ボールペン・油性マジックを持ち歩いています。

印鑑も筆箱にまとめて入れています。

単品で持つとバッグの中で行方不明になったり、持ったと思い込んで忘れることが多かったからです。文房具としてひとまとめを心がけています。

スケジュール手帳(自立支援証明書・お薬手帳入り)


主なスケジュール管理はGoogleカレンダーですが、急ぎの予定確認のために手帳も使っています。

ぱっと開いて数ヶ月先までの予定をすぐに見れるのが便利です。

私がおすすめする手帳は高橋書店のtorincoシリーズ。様々な書き込みタイプがあり、ADHDさんにも使いやすいものが豊富です。

手帳には自立支援証明書やお薬手帳をイン

手帳の巻末にはクリアポケットがあります。ここに自立支援証明書とお薬手帳をはさんでいます。

毎日は使わないけれど通院の日に忘れやすいものたち…手帳に入れておけばうっかりもありません。お薬手帳は携帯することで急な通院や入院の時にも役立ちます。

荷物を減らす工夫

ADHDの人は忘れ物がないように、「万が一」を考えてものを詰め込んでしまうクセがあります。

当然バッグは重くなり、多くのものが詰め込まれて中身はごちゃごちゃになります。

むの
むの
私も以前はそうでした。リュックいっぱいの荷物を持って通勤する毎日。

最近は荷物が多い=悪いことではないという風潮にはなってきましたが、単純に身軽に動きたいですよね。

そこで私が意識している、ADHDが荷物を減らす工夫を紹介します。

  1. 大きなバッグを使わない
  2. ポケットの多いバッグを使わない
  3. 「念のため」が浮かんだら使用頻度を思い出す
  4. 外で調達できるものは持たない

大きなバッグを使わない

大は小を兼ねると言いますが、ADHDさんが大きなバッグを買うことはおすすめできません。

「まだ入るから…」という意識が生まれ、余分なものを入れてしまうからです。

バッグが大きいと必要なものを探す時間も長くなります。大きな空洞の見えない隙間に入りこんで忘れたと思ってしまう。探している間に中がぐちゃぐちゃになるなども起こります。

ポケットの多いバッグを使わない

ポケット(収納スペース)が多いバッグもあまりおすすめできません。

一見、整理整頓ができてよさそうですが、どこに何を入れたか忘れる可能性が高いからです。

むの
むの
内ポケットからいつのか分からない溶けたチョコが出てきた!なんてことがあるあるです。

バッグの細かい収納スペースを使うよりも、自分でポーチにまとめる方が安全だと感じています。

「念のため」が浮かんだら使用頻度を思い出す

「念のためこれもあった方がいいかな」と思ったときは、過去何回使ったか思い出しています。

バッグに入れるものは活躍度合いを考えて、ほとんど使っていないものはどんどん置いていきましょう。

外で調達できるものは持たない

必要になったとき外で買えるものは思い切って持たないことがあります。これは旅行や遠出のときに役立つ意識です。

つい、あれもこれも家から持って行こうとすると荷物が増えます。途中で買えそうと思ったら置いていくのもありです。

むの
むの
超がつく田舎など、店自体がない場合は持っていくしかないけれど…都市部ならコンビニやスーパーでだいたい揃うはず。

忘れ物を減らす工夫

忘れ物を減らすことはADHDさんにとって悲願です。私も例に漏れず試行錯誤をしてきました。

ここでは効果のあった工夫をいくつか紹介したいと思います。

  1. 毎日持っていく「固定セット」をつくる
  2. 関連グッズはひとつにまとめる
  3. サブバッグをなるべく持たない
  4. 毎日「明日の支度」時間をつくる

毎日持っていく「固定セット」をつくる

これだけは絶対に必要!という固定持ち物セットを作ります。

むの
むの
この記事で紹介した持ち物が私の固定セットです!

毎日バラバラにものを入れていると、ひとつずつ確認が必要で抜け漏れが発生します。

セットを作っておけば、セット内容が揃っているかチェックするだけで確認時間を短くすることもできます。

バッグを変える時も入れ替えが楽ちんです。

関連グッズはひとつにまとめる

バッグの中身紹介にあったいくつかのセットが例です。

  • iPhoneに関連するグッズ
  • 日用品グッズ
  • 文房具グッズ

使い道が近いものをひとまとめにしておくことで「あ、あれがない」と忘れ物に気づきやすくなります。また、バッグ内でバラバラにならず探しやすくなります。

サブバッグをなるべく持たない

私は身につけたものを外して置いた後、置いたものを忘れてしまうことがよくあります

サブバッグを使っていたときは、メインバッグとサブバッグ、それぞれに何を入れているか忘れることもありました。

そしてうっかりサブの方に財布を入れ、置き忘れて冷や汗ということが…

今はメインバッグには必ず「固定セット」を入れ、荷物が増えた場合はサブバッグに固定セット以外のものを入れるように気をつけています。

むの
むの
雨の日なんかは一番危ないですね。バッグ×2と傘でアウトです。

毎日「明日の支度」時間をつくる

小学生の習慣でおなじみの「明日の支度」。大人になってもこれが使えます。

私は帰宅後に明日の荷物を準備する時間を作っています

ポイントは帰宅後すぐに行うことです。

寝る前に行うと、足りないものがあったとき準備が間に合わなかったり、眠くてミスをするからです。

朝に行うのは一番危険。朝は慌ただしく、確認も疎かになりやすいからです。

むの
むの
小学生の習慣づけはあなどれなかったんだな…としみじみ思います。

まとめ

以上が普段使いバッグの中身と、各種工夫の紹介でした。

自分ではだいぶ荷物を減らして来れたと思いますが、他人から見たらまだまだ多いかもしれませんね。

ADHDでもこのくらいの荷物でお出かけできる。小さな工夫で荷物と忘れ物を減らせる、ということが誰かに伝われば幸いです。