今年も来年のスケジュール帳が出回り始める季節となりました。
毎年様々な機能やデザインの手帳が発売され、1冊を選ぶのに悩む方も多いのではないでしょうか?
中でもADHDを持つ人は、障害特性をカバーできて、自分に合う一冊を手に入れたいと強く考えていることでしょう。
この記事では、ADHD持ちの人が長く使い続けやすい手帳を紹介しています。
学生時代から現在まで、様々なタイプの手帳を使ってきた私の主観に基づき、ADHD特性に合うタイプを選びました。
購入に迷った時の参考になれば幸いです。
ADHDの人におすすめの手帳「torinco」
私がおすすめする手帳は「torinco」というシリーズです。
高橋書店「torinco」シリーズ
“とにかくシンプル”にこだわったプレーンなデザインと、
老舗ならではの高い品質を持ち合わせたありそうでなかったちょうどいい手帳、torinco(トリンコ)です。 高橋書店公式HPより
公式オンラインショップやAmazonなどの他、全国の書店、ハンズなどの小売店で購入できます。
この手帳をおすすめする理由
torincoシリーズをおすすめする理由はこちら。
- 機能別の種類が豊富
- 老若男女を選ばないデザイン
- 持ち運びしやすいサイズと重さ
- 書き込みやすいサイズ
- お値段が手頃
- 毎年同じシリーズが出るので長く使える
- 全国どこでも手に入る
特に太字の部分が私の推薦ポイントです。
シリーズの中で機能別、デザイン別に細かく種類があり、自分にベストな1冊が見つかりやすい商品です。
また、毎年同じシリーズを販売し続けているので、お気に入りの種類を何年も使い続けられるのも良い点です。
おすすめしたい「torinco」3選
「torinco 2」:シンプルイズベストな手帳
シンプルながらも使いやすさにこだわったマンスリー手帳
月間ページとメモページのみのシンプルな手帳。人気のB6サイズは、予定をしっかり書きたい方にオススメです。
「torinco2」のポイント
- 1ヶ月の予定がひと目で分かる
- カレンダーと予定以外の機能がないシンプルさ
torinco2は月間ページが見開きのブロック式となっており、1ヶ月の予定が一目でわかります。
開いてすぐに予定を確認できることで、この予定を忘れていた!気づいたらあと⚪︎日しかない!?といったうっかりを防げます。
各曜日のブロックは半分に仕切られています。
この仕切りは午前午後の境目として使ったり、優先度の高低でタスクを書き分けたりと自由な使い方が可能です。
月間ページの裏には横罫線の自由に書き込めるページがあります。
カレンダーアプリなども使っていて、手帳はざっと予定が見れれば良い。
予定やタスクにかかる日数などを分かりやすくしたい。
「torinco 7」:1日のタイムスケジュールを可視化する手帳
ざっくり予定管理とライフログが気軽にできる
「ざっくりバーティカル」のレイアウトは、「午前・午後・夜」「仕事・プライベート・To Do」など、自由に予定を管理できます。
「torinco7」のポイント
- 週間タスクを一覧できる
- 1日のタイムスケジュールを書き込める
- 手帳一冊で予定とタスクを両方管理できる
共通の月間ブロックページに加え、バーティカル式の週間ページがついており、時間帯ごとの予定を細かく記入できます。
torinco2より時間を気にする人、手帳一冊で予定もタスクも管理したい人におすすめです。
各曜日ブロックはざっくりと3分割されています。この細かすぎない分割も使いやすいポイント。
世の中には分単位で予定が書き込める手帳もありますが、ADHDさんのように予定がズレやすい人が使うと、書き直しが面倒になり使いづらさを感じることでしょう。
バーティカル欄の下にはフリースペースがあり、日記やメモなどを書けます。
手帳に書き込む際、1週間分の予定の流れをイメージすることになるので、タスクの優先順位づけができるメリットもあります。
1日のタイムスケジュールまで書き込みたい。
手帳だけで全てのタスク・予定を管理したい。
週間のタスク・予定の流れを可視化したい。
「torinco 8」:必要タスクだけを可視化できる手帳
フレキシブルに書ける週間ブロック式
1日1ページタイプではハードルが高い…でも日々の記録を残したい方へ。
「torinco8」のポイント
- 週間タスクを一覧できる
- TODOリストを作れる
- 書きやすいブロック式
torinco8は共通の月間ページの後ろにブロック式の週間ページがついています。
ここは予定を書き出すこともできますし、日記のように使うことも可能です。
ADHDさんにおすすめの使い方は、ブロック上部をTODOリスト置き場にすることです。
1週間のTODOの確認と完了、未完了を把握することができるので、用事忘れを防ぐことができます。
重要なタスクだけ把握したい。
タスクの完了、未完了を一覧したい。
逆におすすめしない手帳タイプは?
多機能・1日1ページ式など
余談ですが、今まで購入した手帳の中にはADHD持ちには使いづらいと感じたタイプもありました。
- 多機能すぎるもの
- 1日1ページ方式
- 白紙ページのみなど自由度が高いもの
- 自分でグッズを組み合わせて作るタイプ
多機能で自由度が高いと、逆に何を書いたらよいか迷いやすく混乱してしまうのです。決まったフォーマットがないことがストレスになる人も多いでしょう。
毎日使い続けることを考えると、機能は最小限でシンプルな手帳が一番です。
しかし、趣味として手間暇をかけることを楽しめる方なら、これらのタイプでも問題ないと思います。
スマホやPCとの合わせ技で予定をバックアップ
ADHDさんの予定管理方法として文明の利器に頼るとより便利です。
ざっくり予定を確認、メモするときは手帳で。その後、予定に合わせた細々したスケジュールはGoogleカレンダーなどに書き込み、リマインダーをセットすれば確実に忘れません。
また、手帳とスマホ・PCの両方を使っていると、どちらかが使えない時のバックアップにもなります。
おわりに
以上がADHDさんにおすすめなスケジュール帳の紹介でした。
あくまでも私の生活や働き方を基準にした選出ですので、人によってはもっと他に馴染む手帳があるかもしれません。
最初の1冊が確実に合うとは限らないのが難しいところですが、ぜひ店頭で見かけたら手にとってみてください。
この記事がその一助になれば幸いです。