SEOに強いタグを一瞬で作成!ChatGPTでAdobeStockの売上を伸ばす方法

ストックフォトのタグ付け作業は意外と時間がかかり、面倒に感じる方も多いでしょう。
しかし、ChatGPTを活用すれば、この作業を効率化し、短時間で効果的なタグ付けが可能になります。
こちらのつぶやきでは、提示されたイラストを元に、ChatGPTが一瞬でタグを生成する様子がわかります。
ストックフォトやストックイラスト作家の方で、生成AIを利用して作業を効率化している方はすでに多くいるようです。
そこでこの記事では、上記の工程を自己流にアレンジした、ChatGPTを利用したAdobeStockのタイトル&タグ付けの方法を紹介します。
- タグ付けを一瞬で終わらせたい
- 検索されやすいタグをつけたい
- 売上アップにつながるタグをつけたい
- ストック素材でのChatGPTの活用法を学びたい
このような疑問を持つ方のヒントになれば幸いです。
ChatGPTでAdobeStockのタグを作成するメリット
検索されやすい英語タグを簡単に作れる
AdobeStockのユーザーは世界中にいるため、英語タグの方が検索されやすいです。
また、AdobeStockの検索アルゴリズムは英語タグの解析が強力で、日本語よりも関連性の高い結果として表示されるそう。
ChatGPTを利用して英語タグをつけることで、検索範囲が広がり、商品の露出が高まります。

公式からも英語タグが推奨されています
自動翻訳の問題を回避できる
AdobeStockの素材に日本語で登録したタグは、利用者の設定言語に合わせて自動翻訳されます。
しかし、この自動翻訳機能は誤訳が発生しやすく、正確な検索結果に結びつきにくくなるリスクがあるそうです。
誤訳の例
■意味が異なる単語への変換
日本語: 「花火」
自動翻訳: 「flower fire」
正しい英語: 「fireworks」
「花火」は「fireworks」と訳すべきですが、「flower fire」となると全く別の意味(花の火)になり、検索精度が大幅に下がります。
■カタカナ語(和製英語など)の不一致
日本語: 「ドローン」
自動翻訳: 「drone」
意図していた意味: 「unmanned aerial vehicle」または「quadcopter」
「ドローン」は英語でも「drone」と表現されますが、AdobeStockのシステムがそのまま「drone」と解釈すると、「無人機」や「四翼機」としての意味が抜け落ち、検索がヒットしづらくなる可能性があります。
■文化的な背景の違いによる誤訳
日本語: 「梅雨」
自動翻訳: 「rainy season」
意図していた意味: 「Japanese rainy season」
日本人なら「梅雨」で伝わりますが、自動翻訳の「rainy season」だけでは地域性が伝わりません。
「Japanese rainy season」のように具体的に書かないと、一般的な雨季と混同されてしまいます。
■ニュアンスの欠落
日本語: 「和風」
自動翻訳: 「Japanese style」
意図していた意味: 「traditional Japanese style」または「authentic Japanese style」
「和風」は伝統的な日本の雰囲気を指す場合が多いですが、「Japanese style」だけではモダンな日本風デザインとも解釈される可能性があり、意図が正確に伝わらなくなります。
海外の人が日常的に使う形にしてくれる
上記の例のように、日本人が自力で翻訳する英語はあまり一般的ではなかったり、気をつけていても間違える場合があります。
ChatGPTを使えば、現地の人がよく使う用法、形でキーワードを出してくれるため、より検索でヒットが見込めるタグを作ることが出来ます。
SEOに強いキーワードを提案してくれる
ChatGPTの最新モデルは、ネット上のトレンドやSEOキーワードを自動的に取り入れたタグを作成できます。
これにより、AdobeStock内だけでなく、Google検索からの流入も見込めます。
コピー・ペーストだけで簡単にタグ登録
これまでのタグ登録作業は、タグの関連度や優先度を考えつつ、一つ一つ手入力していく必要がありました。
ChatGPTでは、タグ作成と同時に関連度の高い順に並べることや、自動でタグの間を区切ることが出来ます。
あとは、出力結果をコピー&ペーストするだけで作業が完了するため、大変手軽です。
ChatGPTを使ったタグ作成の手順
ここからは、実際に私が使っている手順を紹介します。
タイトル&タグ出力のプロンプト
私が実際に使っているプロンプトはこちらです。
指示:[constraint]を守り、アップロードする写真を参考にして、AdobeStockに投稿する写真のタグと、タイトルを出力してください。
【constraint】 ※【】は[]にしてください
-タイトルは日本語にしてください
-タイトルは検索されやすい構成にしてください
-タイトルは一つにしてください
-タグは英語にしてください
-タグは25個作り、写真に関連度が高い順番に並べてください
-出力したタグとタグの間にはカンマと半角スペースを追加してください
-タグの名詞は複数形と単数形の両方を含めてください
-SEOに強いキーワードも含めてください
-差別用語やswearワードは使わないこと
-同意義語や関連ワードも入れてください
プロンプト補足
- タイトルは日本語
- 入力言語を日本語にしている場合、タイトルは日本語にしたほうが整合性が取れやすいため
- タグは25個
- 15〜25タグがアルゴリズム的に有利なため
- 名詞は複数形と単数形の両方
- どちらでも検索する人がいるため
- 同意義語や関連ワード
- 上と同じ
- タグの間にカンマと半角スペースを追加
- この指定をすることで、出力されたタグ一覧をコピペするだけで登録できる

このプロンプトは自由に改変してご利用ください。使う方に合わせて、より良くアレンジできると思います
タグ出力までのステップ
◯まれに解析が止まることがあります。その際は、「解析を進めて」等促す指示を入れます
タグ生成時の注意点
ChatGPTは物の名前を間違えることがある
ChatGPTは誤った名称や解析を出力することがあります。
正しいキーワードになっているか、投稿前に人のチェックも必要です。
こちらは間違えてしまった写真を再度指名し、花の名前を変更する指示を加えました。
ChatGPTは素材のテーマまでは把握できない
生成AIは写真やイラストの要素を解析することしか出来ません。
「作品のテーマ」「見どころ」「訴求したいキーワード」までは汲み取れないため、人が追加の指示を与える必要があります。
この写真にはミツバチも映っていたので、「ミツバチと花」というキーワードも盛り込みたいと考えました。
しかし、ChatGPTはハチには気が付きませんでした。
そのため、人間から再度、写真のテーマや見どころを追加する指示を与えます。

一気にタグを生成したあと、個別にテーマや名称チェックをし、追加指示を出してブラッシュアップしていくのが良さそうです
まとめ
ChatGPTを活用すれば、AdobeStockでのタグ付け作業を効率化し、検索に強いタグが作成できます。
英語タグを中心に、SEOを意識したキーワードを組み込むことで、ストック素材の売上アップにもつながります。
ストック素材に取り組んでいる方は、時短方法の一つとして試してみてはいかがでしょうか?
このブログでは他にも生成AIに関する記事をアップしています。