ある日突然1000万円をもらった成人ADHDのリアルな体験談
皆さんは宝くじを買ったことはありますか?
もし突然、大きなお金が手に入ったら自分はどうなるのか、想像したことはないでしょうか。
この記事は、ある日突然1000万円を手に入れた私が、実際に経験した心境の変化やお金の使い道、その後に感じた後悔や学びを正直にまとめたものです。
特別なお金持ちでもないごく普通の凡人で、ADHDもある私が1000万円を持った結果、人生や気持ちはどう変わったのか。
「もし自分だったら?」と想像しながら読んでもらえたらうれしいです
1000万円を受け取ったきっかけ
この1000万円は、祖母が名義預金としてコツコツ貯めてくれていたもので、生前贈与として受け取ったものです。
受け取ったのは2023年頃で、ちょうど仕事を独立したばかりの時期でもありました。
1000万円を受け取って感じた正直な気持ち
意外かもしれませんが、「贅沢しよう」「一気に使おう」という気持ちはほとんど湧きませんでした。
ネットで色々見聞きした、宝くじ高額当選者の末路を思い浮かべていたからかも知れません。
それよりも、「これは計画的に使わないといけないお金だ」と強く感じたのを覚えています。
また、独立直後で収入が安定していなかったこともあり、精神的な安心感がかなり大きくありました。
同時に、孫の将来を考えて準備してくれた祖母への感謝も強く覚えました。
おばあちゃん、ありがとう!大事にするよ!(過去の私)
1000万円の使い道は?
最初はかなり慎重に使っていた
以前から「宝くじが当たったら何に使うか」という妄想をよくしていたため、その優先順位に沿ってお金を使うことにしました。
最初に使った主な内容は以下です。
- 有名企業の株を購入
- 外貨預金への一部振り分け
- 仕事用機材のグレードアップ
- 家具や家電の必要最低限の買い替え
- 気になっていた団体への寄付
- 海外旅行(1回のみ)
- 長年のコンプレックスだった歯科矯正
ここまでで使った金額は、およそ300万円ほどでした。
この時点では「かなり堅実に使えている」と自分では思っていました
「残すはずだったお金」が減り始めた理由
残りは基本的に貯金するつもりでしたが、現実はそう簡単ではありませんでした。
仕事のストレスや体調不良が重なり、判断力が少しずつ鈍っていったのです。
ストレス発散のガチャ課金
気付けばガチャ課金をしたり、オタクグッズをまとめ買いしてしまったりと、急に気が大きくなって出費、不安を埋めるような出費が増えていきました。
「まだこれだけ残っているから大丈夫」という感覚は、確実にブレーキを弱めます。
自分は理性的だと思っていても、脳は正直でした。
ADHDあるあるの、自制心の弱さも影響していた可能性が高いです。
仕事が減り、生活資金へ充てることに
さらに、体調を崩して仕事ができない期間が続き、生活費や税金の支払いにもお金を使うことになりました。
人生とは思うようには行かないものですね…
大金とメンタルは強く結びついている
大金を持って初めて分かった心境の変化
自分はお金を上手く使えると思っていても、実際に大金を手にすると心は自然と緩みます。
今振り返ると、当時の判断や感覚が信じられないほど変わっていることに驚きます。
大金の魔力は確かにあります。
「宝くじに当たったら妄想」はそんな魔力に対抗できる、意外と有用な遊びかもしれません
大金を受け取るタイミングも重要
健康で仕事も順調なタイミングで受け取っていたら、結果は違ったかもしれません。
私の場合は、不安やストレスの多い時期だったため、お金がストレス解消に使われやすくなっていました。
それでも、お金があるという事実そのものが、精神的な支えになっていたのも確かです。
大金は「増やす力」にもなりますが、「減らす力」にもなり得ると実感しました。
損失を恐れる人間心理との戦い
受け取った直後は純粋に嬉しかったものの、残高が減っていくにつれて気持ちは重くなっていきました。
残高を見るたびに思う「もうこんなに減ったのか」という感覚は、思っていた以上に苦しかったです。
「人は得をするより失う時のダメージの方が大きい」(プロスペクト理論)と言われますが、それを身をもって体験しました。
FIREが向く人・向かない人の理由もここにあり
大金を持ってリタイアする生き方が向く人と、定期収入がある方が安心できる人がいると言われます。
私自身は、貯金が減っていく不安よりも、安定した収入がある生活の方が向いているタイプというのがこの出来事で分かりました。
お金で手に入らない価値を見極められた
当時は仕事のスキル不足や体調不良にも悩んでおり、「本当に欲しいものはお金では買えない」とも痛感しました。
友人たちと過ごす時間もそうです。
お金があっても、仕事の忙しさや体調不良で出かけられなければ、大切な機会や縁を失っていきます。
お金は人生を豊かにしますが万能ではないのです
結局、今はどうなったのか
結果として、1000万円はこの3年でほぼ使い切ってしまいました。
使い道の大半は税金と生活費だったため、贅沢をした感覚はあまり残っていません。
「降って湧いたお金は出て行くのも早い」とは、まさにこのことですね。
良かった出費・悪かった出費を振り返る
最後に、1000万円から支出したもので良かったもの・悪かったものをまとめたいと思います。
皆さんがお金を使う時の判断基準にして頂ければ幸いです。
【良かった出費】自己投資・体験・長く残るもの
- 仕事や生活の質を少しだけ底上げする投資
- 不便やストレスを減らすための支出
- 健康や自己投資に関わるお金
- 海外旅行などの体験への出費
- 募金や寄付
現在の生活の質を少しだけ底上げしたり、形には残らないけれど心の栄養になる出費は良いものだと実感しました。
【悪かった出費】ギャンブル・衝動買い・無駄遣い
- ガチャなどのギャンブル性のある出費
- 目的のない細かい買い物の積み重ね
- 本来は軽減できた可能性のあるお金
ギャンブルは習慣にもなりやすく、一番手を出してはいけないと感じました。
衝動的な買い物や税金の出費も、少し調べたり手続きを取れば軽減できるものもあったので、もったいないという思いです。
まとめ
自分は上手く使えると思っていても、実際に大金を手にすると心は自然と緩んでしまいます。
今回の出来事は、それを身を以て経験したよい教訓になりました。
お金は多いほど良いですが、それに伴う心のコントロール力も必要になります。
ほどほどのお金と、健康で穏やかな生活。
それが自分には一番幸せな暮らし方なのかもしれない、と感じた数年間でした。
でも宝くじにはやっぱり当たりたいです…!!









